四角の世界で舌を垂れ 媚びる日々
奪われた自由
揺らす身に 枷が鳴る
貴方と二人居られるなら構わない と思い
人を棄てた私
「愛してる。」その言葉を…
見上げていた 灰色の空
迷い乍ら 鎖す瞳
諦めた と言えないだけ
唯普通に 愛されたい
貴方に
後悔はないわ
堕ちる為の言い訳携えて
今はこれで良いの
貴方の為 唯歌うわ
涙流し 吠える夜も
貴方の眼に 映ら無くて
私
「悔しいだろう」
尊厳
「救えただろう」
溢れてくる 人間の記憶と共に
自我
「思い出せよ」
光
「生きる意味を」
胸の奥で 何かが言う
でも私は 見て欲しいの
貴方だけの 愛玩用動物になる
私を
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