甘く溶ける果実に
口を付けた罪
求め喘ぎ弄り
掻き回して誘おう
嗚呼未来の黒い安寧を知り
憂鬱誓う接吻
淡く光る包帯
巻き付くのは誰
去らぬ無私に侵され
「殺せ。」とただ呟く
彼処迄迫る終焉を受け
のたうち刻む今
哀しい嘘に見放された
二人手にした罪
言葉も音もこの映像も
感触も総ては…
真実
「世は虚構に溢れ
一人孤独に生き
喧騒の毎日を離れる
世は虚構に溢れている
お前の血をよこせ
血 血 血 血
世は虚構に溢れ
一人孤独に生き
喧騒の毎日を離れる
世は虚構に溢れている
怖がることはないよ
可愛いお嬢ちゃん」
嗚呼未来の黒い安寧を知り
憂鬱誓う接吻
白く汚れた嘘の世界
右手に掴む小刀
膨らむ性に盲たこの
眼に映るは蜜色
さぁ召しませ誘惑の果実
口にしたら最期
私達の影をご覧
目も当てられぬ身体を
真実
「歌う準備は良いか
死ぬ準備は良いか
嘘を消したいなら
全部オレに任せな」
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