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DISK ‖ LIRIC
『蝶々奇憚』
music:ますく
lyric:ますく
白い繭の中
空を夢に今日も眠る
羽開く頃は
嗚呼皆が指差し
春を肌に宿す

青い春の陽に
皆が見惚れる程の舞
病気なのですか
嗚呼びらりしゃらりと
艶めかしく舞って

吹き遊ぶ風に誘われて
私は今日も舞ふ
神璽を賜りし世に落つ
御覧、私は蝶々

高御座その御座より高く
一条の琴を描いて
可惜夜も去り春は曙
綽号は蚕、尺蛾
虫は想ふ我のこと

我を蛾と思わず蝶と意する蛾
愚な紛いに気色ばむ神
神祗の寵愛賜る事無く
悲憤慷慨九腸寸断
隠忍自重の神が用意した
其れは人の篝火では無く
禽獣草木総てを燃やす
地獄より出し憤怒の炎
やうやう肥ゆる赤炎黒天
一望千里真っ赤に染まり
様子は正に天災地変
猫に九生、では虫は?
ゆらゆら雅な炎に惹かれ
危うきこと累卵の如し
盛者必衰釜中之魚
遂に蛾は命を落とす…

吹き遊ぶ風に誘われて
私は今日も舞ふ
神璽を賜りし世に落つ
御覧、私は蝶々

死ぬ時は玄冬と聞くけれど
なんてことない赤でした
身を包み揺らめく赤に羽根が
焼け落ち…

気が付けば私は空に踊る
憧れの蝶々でした
忌まわしき炎に消えること無く
ひらり舞い踊る
茜射す陽背にあはれ

 

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